「でもまぁ、それもまた良しや」
「別に寂しくはない。だって初めから何もないねんもん。 ただ、ゆっくりゆっくり時間が流れていくだけや。 ウチはもう二度とあの場所には戻られへんねやろ。いつかあんたがおらん様んなったら、迷子の貝殻みたいにひとりぼっちで海の底をコロコロコロコロ転がり続けることになるんやろ。でもまぁ、それもまた良しや。」
ジョゼと虎と魚たちの中で、一番印象に残った台詞。
きっと誰の傍にも圧倒的に真っ暗な孤独というものは横たわっていて、なんとなく生きて、なんとなく生活を送っていれば、それの存在を意識することはあっても、深く沈み込むことはないのかもしれない。けど、もし生まれた時からその孤独の中に、自分の意思とは関係なく放り込まれてしまったとしたら?そこにしか自分の生きる場所がなかったとしたら?
多分ジョゼは、その孤独の中で一人、ずっと生きてきたからこそ、自分が元いた暗闇の中に戻っていくとしても、「それもまた良しや」と言える強さを持っていたんだと思う。
でも、そのジョゼの強さがなんだかとても寂しくて、切なくて、この台詞がずっと頭の中に残ってる。
とてもいい映画だったなあ。機会があれば、もう一度見たい。
全然話は変わって、ドラムの話。
ドラムを叩くのにはやっぱり体幹は必須なんじゃ無いか?とふいに思ったので(超今更)、今日からプランクとかいう体幹トレーニングを始めてみた。
腕立て伏せみたいな姿勢をキープして、自宅で簡単体幹トレーニング!的なやつ。
流石に1分ぐらいはいけるんじゃない?っていう謎の自信を持って臨んだんだけど、10秒ぐらいが限界だった笑
ドラムを叩いてるってだけでは体幹は鍛えられないのね。。
このままだと体幹がひ弱すぎて確実に腰をやってしまうので、毎日少しずつ鍛えようと思いました。。
伝えずにはいられない
実はずっと前からブログを書こうとは思っていたんだけど、今じゃないな、とか、まだ始めなくていいか、みたいな怠惰な気持ちになってしまって中々開設まで至らなかった。でもようやく昨日始めることが出来たので(完全に気まぐれ)、これから少しずついろんなことを書いていけたらいいなと思う。
ブログのタイトルである「P.S.」について。この単語の印象として、おまけというか、手紙の本文とはあまり関係ない、けどなんとなく伝えておきたい事柄のことを指してるって感じている人もいると思うんだけど、個人的には少し感じ方が違っていて、本当は真っ先に伝えたい大事なこと、大切なことなんだけど、伝えるべきかどうか迷ってる、でもやっぱり書かずにはいられない、だから本文には書けなかった本当の思いをあとがきとして添える。そういう切なさがこめられているような言葉だと思うんだよね。
例えば遠距離恋愛中の恋人に手紙を書いている女の子がいて、遠く離れた彼に今日まで自分が何を感じたかとか、どういうことがあったかとかを色々書いてるとして、本当に伝えたいのは会いたいって一言なんだけど、でもそれを直接書いてしまったらうざがられるかな、とか、重いって思われないかなって迷ってる。でもやっぱり、どうしても一言それをかかずにはいられなくて、あとがきとして「本当は寂しくてずっと会いたいって思ってるんだよ」って書いてしまうみたいな。我ながら例えがどうなんだろうって感じだけど笑
今の時代LINEがあるから、そういう寂しさを感じながら手紙を書くってこと自体なくなってるんだろうけど。それもなんだか味気ないよなあ。
まあそういう理由で、自分が日々の中で本当に伝えることが出来なかった、でも本当は伝えたかったことをここにあとがきとして残していくっていう意図を込めて、ブログのタイトルは「P.S.」にした。
泉まくらのP.S.をたまたま聞いていて、これタイトルにいいかもって思ったのが本当のきっかけだっていうのは大きい声では言えないんだけど笑
元々はTwitterとかInstagramもやってたからブログを書かなくても感じていることとか思ってることを表現出来る場所があったんだけど、どちらかというとSNSは不向きな方だった。
なんというか、人とのつながりありきってところがそもそも受け入れにくかったし、それに何よりも、SNSの中にはネガティブな感情をインスタントに投稿してしょうもない承認欲求を満たそうとしている人たちがたくさんいて、そうなりたくはないと思っていたはずなのに、気づいたら結局自分もなりたくなかった人たちと同じ穴のムジナになっていたことが本当に嫌だった。
結果的に、アカウント全部消して、そのときはもう一切SNSはやらないって思ってたんだけど。
ただ、今こうして誰かに見てもらうためのブログを書き始めたのに一切それを宣伝する場所がなくて、それじゃあこうして書いてる意味がないなと思ったから、とりあえずブログの宣伝用としてTwitterのアカウントを作った。なんか言い訳みたいでこれも嫌なんだけどね。。
なので、とりあえず今後は書きたいことはここに全部吐き出していくことにします。
色々周りくどくてごめんなさい。
ブログなら、誰が見ているかっていうことより、自分が何を思ってるかっていう観点で色々書けるような気がするので。
今こうして書いていても、自分の中に踏み込んでるような気がする。なので続けていきたいなあ。
そもそも、こうして文章を書いている理由は、26年生きてきても自分のことすらよくわからないから。
何もかも知っているような気もするし、何も知らないような気もする。だから書くっていう行為で外に出してみることで、少しでも自分を知ることが出来るんじゃないかなーと。
本当はこうして自分をさらけ出すのってすごく怖いし、さらけ出さなければもっと安全に且つ快適に生活を送れるだろうなあとも思うんだけど、やっぱり心のどこかにずっと自分を表現したいっていう思いは残り続けてるから、伝えずにはいられないこの気持ちに嘘を吐かないためにも、ブログ書いていこうと思います。