言いたいことが言えないのは自分のせい

思えば昔から自分の気持ちを素直に伝えたり話したりすることが苦手だった。嫌だな、とかムカつくな、と思うことは沢山ある、そりゃ勿論人間な訳だし。本当はそうは思ってない、ってモヤモヤすることだって沢山ある。けど自分の気持ちを言ったところで何が変わる訳でもないし、みたいに伝えることを諦めて、とりあえずなんとなく笑ってやり過ごそうとしてしまうことが、多分自分の人付き合いの大半だった。だったというか、今でもそういうことばっかりなんだけどね。言いたいことがあるなら素直に言えばいいじゃんっていう人、いや、分かるけどさ、自分にとってはそんな単純に片付けられないからこうしてブログ使ってわざわざ書いてるんですよね。

そもそも、なんでそういう自分になってしまったのか原因は色々あるんだろうけど、まず最初に出てきたのは小学校時代に一時期クラスの全員から無視されたこと。これはもしかしたらきっかけの一つになったかもしれないと思う。久しぶりに思い出してなんだか懐かしい気持ち。

イジメって言う程のものでは無かった、、のかな？今ではそんなに大したことじゃなかったよなあと思えるけど、当時の自分にとっては結構強烈な体験だったんだろうな。今でもまぁまぁ鮮明に当時のこと思い出せるくらいだし。内容はどこにでもよくある話で、クラスに1人はいる番長的存在からの直々の遊びの誘いを断ったら次の日から全員に無視されるようになったっていうね。断ったのは、単純にそいつが嫌いだったから。当時の彼は最高に自分勝手で、リアルお前のものは俺のもの理論の持ち主だった。未だにゲームボーイのドラクエ3のデータ全部消されたのは許してない。謝られてもないから許すもなにもないんだけど。まぁそれで断って次の日学校にいったら、普段仲良くしてた友達が見事に誰一人口聞いてきれなくて、おいおいマジかと思って他の人にも話しかけてみたけど、見事に全員無視。そんなに悪いことした？ただ遊びの誘いを断っただけでここまでする？理不尽すぎる、っていうか皆んな薄情すぎない？って物凄くモヤモヤして、その時初めて人間というものが恐ろしいと感じた、、気がする笑
解決までの経緯は覚えてないけど、何故かこっちが謝ることになって、仕方ないなぁ許してやるかみたいな対応されたのも本当に嫌だった。思い出したらめちゃくちゃムカついてきた笑

この出来事意外にも、本当に恥ずかしい話（！）含めて色々思い当たることはいくつかある。追い追い書くかもしれません。

結局人生の色んなことが積み重なって今の自分に帰結している訳で、辿り着いた先の自分は、言いたいことも言えず笑ってやり過ごすだけの臆病な人間になっていた。

でも、そういう生き方というのは自分を殺す作業、いかに自分を希薄な存在にしていくか？ということに常に気を遣う作業を絶え間なくしていくということであって、そんな生き方もうやめてしまえればいいのにって思う。自分の感性や価値観を削り取っていくというのは、思ったよりしんどかったりする。けど、一度染み付いた習慣というのは払拭するのに恐ろしい程の労力が必要になるんだよね。んで、やっぱり色々上手くいかなくて心の中に少しずつ黒い塊みたいなものが沈殿していって、暫くは大丈夫なんだけど、水位を超えた時に一気に爆発するみたいな。めんどくさいよなあ。

限界だ！ってなった時には、完全に一人になって、いや完全に一人になるってことは出来ないんだけど、なるべく誰からの言葉も誰からの情報もインプットしないようにして、自分が本当に好きだと思うことだけに没頭して、自我を保つ時間みたいなものが必要になったりする。それこそ、ドラムを叩いている時間っていうのはまさにそういう時間で、今まで何回もドラム叩くことが好きでよかったなあと心から思ってる。本当に大きな心の支えになっていたりするので。バンドをやって、ステージに立ってライブをするっていうのも、自分にとってはそういう心の中に沈殿してる黒い塊を少しずつ取り出して見ている人とかもうよくわからないけどとにかく方向もわからないどこかとかに思い切りぶつけることが出来るし、それが表現としても許されているっていうもの凄く貴重な場所だったりする。だからああいうプレイスタイルになってるんだろうなあとも思う笑

実はステージ上っていうのは他に無いくらい孤独になれる場所でもあると思っていて、それがすごく心地よいとも思うし、自分だけと向き合って、且つ自分の心の中にある鬱屈みたいなものを抑え込む必要は無いし、しかも自分たちのやっていることが誰かの心に残ったり誰かに感動を与えたりもするというのは、なかなかすごいことだなあといつも思う。だからという話で、いやこれは完全に個人的な意見なんだけど、「もっと盛り上がっていこうぜ！」とか、「みんなも一緒に〜！」みたいなのが全然好きになれない。いや、強要するなよ、盛り上がる盛り上がらないのはこっちの勝手でしょ、みたいなひねくれたことを思ってしまう。もっと自分と向きあえよ！せめてかかってこいよぐらい言ってみろよこの野郎！みたいな、言い過ぎた笑

話を戻すけど、臆病な自分がいて、じゃあそういう自分を変えたいのか？というと、それって結構難しい問題だなと思う。じゃあ今から別の人間になることで、一気に人生が開けたりするの？って思うし、今より幸せになれるの？って思うし、いやそもそも幸せってなんだっけ、ああもうよくわからん何が正解なんだ、っていう禅問答の繰り返し。いろんな思いだけが空回りして、何もつかめないまま時間が過ぎてく。だから考えはするけど、どうすればいいのかは未だによく分からない。

本当に難しいなあ色々と。

ここまで一気に書いてしまった。いや実は今日仕事中ずっとこういうことばっかり考えてた。いや、仕事はちゃんとしてるしやることはやってるよ。ただ、今日はやることなかったからずっとここに書くことばっかり考えてたってだけで。いわゆるこういう自分語りって、自分以外の人にはあまり価値の無いものだっていうのもわかるんだけど、でも書いてる時に、自分の胸の中からどんどん言葉が出てきて、あれもこれも、ああでもあれも伝えたいしって選びきれなくなるぐらい。自分がどういう人間かを改めて自覚するのはあんまり気持ちのいいことではないけど、そうやって自分の中から何かが出てくること、言葉として形を伴って出てくること、それはすごい嬉しい。まだ俺の心死んでないじゃん！生きてるじゃん！みたいな感じで笑
まだまだ、色々書きたいな。とりあえず、今日は疲れたから終わり。